重陽の節供と千輪菊
おはようございます
トピアリスト・topiarist宮崎です。
9月9日は五節供のひとつ「重陽の節供」。
陽の数とされる奇数の極み九が重なることから「重陽」と称されます。
中国では少なくとも漢代(紀元前206年~220年)から茱萸(しゆゆ)を腰にさげて高所に登り、長寿を願って菊酒を飲み、邪気を祓ったといいます。
日本においては『日本書紀』天武天皇14年(685)年に宴の記事がみえるが、令制では朱鳥元年(天武天皇15年・686)年9月9日に没した天武天皇の忌日をはばかり節日とはされていません。
「重陽御祝(ちょうようのおいわい)」は平安時代からつづく儀式を室町幕府が踏襲。江戸幕府も「重陽祝儀(ちょうようのしゅうぎ)」を行っていました(『年中行事大辞典』ISBN978-4-642-01443-4参照)。
お九日(おくんち)ともいい、長崎おくんち、唐津おくんちはもともとこの日のお祭りなのだとか。
ちょっと難い話となりましたが、今日の誕生花は白い菊。
そこで新宿御苑の菊展示に並んだ千輪菊をご紹介。
真っ白な大輪の菊が並ぶ姿はきりっとしていてカッコいい!
新宿御苑の千輪菊は1本の茎から500輪もの花を咲かせます。
菊展示は毎年11月1日~11月15日まで開催
あなたにもぜひ知っていただきたいニッポンのすごい技!
見事な植物アートです。

ずらっと並んだ千輪菊

1本の茎から511輪の花が!

真っ白な大菊「裾野の月」