鳥との共生戦略:タイサンボクの糸飛び
おはようございます
トピアリスト・topiarist宮崎です。
12月15日の誕生花はタイサンボク(泰山木)。
北アメリカ原産の常緑高木で、1873(明治6)年に渡来しました。
花の香りに誘われたのか、その大きな花に惹かれたのかタイサンボクを見つけたのは7月。
日比谷公園に循環型トピアリーを設置しようとあたふた動いていた時の事でした。
つぼみのようなものがあるので、8月、10月と通るたびにみていたのですが花が咲く気配はない…。
調べてみると、私がつぼみと思っていたのは「集合果」というもの。
「集合果」はクワのような桑果。
イチジクのような無花果。
パイナップル、マツ、モミのような球果の3種に分けられます(『園芸辞典』ISBN4-254-41010-7 C3561参照)。
タイサンボクの場合、これが秋に熟して裂けて中から赤い種子を白い糸でぶら下げて飛び出させ、鳥に種子を運んでもらう戦略をもっているのです。
すごいなぁ。
日比谷公園のタイサンボクは管理事務所のはす向かいにあります。
威風堂々としたその姿は圧巻。
ついでに循環型トピアリーも見てくれると嬉しいです♪
7月 タイサンボクの花
10月 タイサンボクの集合果
右下に注目
日比谷公園管理事務所前の
タイサンボク


